手描きに込めて…

2023.09.22

こんにちは
見楽会告知の際に手描き図面を担当している布施です。
もともと絵を描くことが得意で、更に10代から平面図をみては空間を想像するのが好きで8回引越したほど。
自分に建築の才能があるかないかを確認すべく夜学で社会人学生したこともありました。(結果、なかったです笑)
そんな自分の好きが転じて現在は皆様にご案内する告知図面を描いております。

さて、日頃から見慣れない図面。情報量がありすぎて困惑しませんか?

元のCAD平面図から手描きにするときに気をつけていることがいくつかあります。

①『建物の骨格をわかりやすく削ぎ落とす』

過去の建築の学びはここで生かされまして、元の図面を読み込んで情報を取捨選択しています。
玄関から入り、部屋がどの位置にあり、窓がどこなのか。惑わされず正しくシンプルに伝えるためです。
…実際に図面の中を歩いているような地図(経路)をつくる作業に似ています。

②『素材感を描き足す』

畳・土間・木の造作(収納)などは視覚で見た瞬間わかる色や模様で表現します。
着彩には人一倍こだわっていますよ!分かりやすい絵図のような仕上がりが目標です。

③『線のゆらぎ』

これは私の手描きの原点となるこだわりで、定規は使わず真っ直ぐな線を手書きで細かいゆらぎを筆先に加えてゆっくり描いています。
CADとは違う、手書きのお手紙が届いたような温かみを線に込めています。

担当して4〜5年になりますが、どの空間にも素敵になる未来を秘めており、新築もリフォームも魅力的に感じています。

裏方家業ですが、この図面から皆様との新たな出会いが始まることを期待して、来月も素敵な見楽会を企画していますので是非足をお運び下さい。

抜け感あふれる光と風のマンションリノベ完成見楽会|昭島市内

倉庫にクラフト。soko ni craft vol.4

今週末は倉庫にクラフト。soko ni craft vol.4が開催されます。
様々な手仕事の作家さんや美味しいものが集まります。
今回は食いしん坊に嬉しいフードの割合高めです!
私も会場でお待ちしております。

*fuse*

プロフィール 布施 朝子