長押の効用

2024.01.29

最近は、和室を作らない方も多くなってきて
『長押』(なげし)
も見かけなくなってきましたね。
そもそも、長押って何?
検索をしてみると

長押の役割は、柱と柱を水平に繋ぎ固定させること。 長押は柱を支えるための重要な構造材の一つでしたが、建築技法が発達するにつれて工法が変化し、現在では構造材としての必要性は薄れつつあります。 元々は和室に取り付けられていた長押ですが、最近では洋室にも多く見られるようになりました。

このような説明文が出てきました。
そうですね、洋室でモノかけに取り付けられる方も多くなってきていますね。
今回は、長押を上手に取り入れて空間を有効利用されたS様宅のご紹介です。

加工場で材木を生成中
加工場で材木を生成中

既製品では、質感、色、形などしっくりくるものが無かったため
相羽建設ならではの「木」を使って長押を作りました。
好きなところに、フックを掛けられるように仕上げてあります。

相羽建設には、加工場があるので大工さんが木材を加工し、塗装屋さんが
塗装をし、現場では取付ける壁の幅に合わせて裁断をして施工をしました。

現場で位置出し
現場で位置出し
好きなところに引っ掛けて
好きなところに引っ掛けて

既製品の突っ張るタイプの物などもありますが
玄関なので、地震の時に倒れて避難の妨げにならないように
壁一面に取り付けました。
写真では分かりにくいですが、圧迫感が出ないように
薄く白い塗装をしています。

好きなところにフックをかけて
レインコートをかけたり
バーを取り付けて、傘を掛けられるようにしてあります。

玄関ホールの長押
玄関ホールの長押
和室の長押
和室の長押

[玄関ホールの長押]
お子さんの学校の荷物や
保護者証などのネックストラップを掛けたり
忘れ物防止!
冬場の上着掛けに

[和室の長押]
大壁仕様の和室だったので
バックや上着がちょっと掛けられるように

コの字の棚
コの字の棚

対面キッチンのカウンターのちょっとしたスペースに
コの字型の可動できる棚も作りました。
あえて壁一面に収納を作らず、上の空間には奥様が作った
リースを飾ったり、お子様の作品を飾ったり
素敵な空間になりました。
掃除をしやすいように固定はせず
背面は電話のコードが通せる
欠き込みも作りました。

事前に加工をして現場で合わせています
事前に加工をして現場で合わせています
想い出コーナー
想い出コーナー

既製品でも似たものはありますが
壁の幅に合わせた、飾り棚です
お子様の写真や想い出のカードを
飾れるスペース。

それぞれのおうちに合わせて
生活をしやすくするご相談もお受けいたします。
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☆Sugioka.M☆