建具工事で再訪

2025.01.12

14年ぶりの訪問

14年前に改修工事をさせていただいたマンションに訪問しました。
あのとき小さかった男の子たちもすっかり大人のお兄さんに。
奥様は変わらぬ笑顔でむかえてくださり、なんだか胸がジーンとします。

今日は建具の工事に入りました。
洗面所の扉や引き出しのレール交換などで2時間ほどお邪魔したのですが、障子と共に造作した飾り棚がいまも活躍でうれしい限り。

そしてやっぱり障子はいいですね。こちらは框と組子の見付寸法を18ミリで統一した、いわるゆる吉村障子の手法を採用しています。

そして、幅広の赤松材も美しく変化していました。
こういう変化が楽しめるから、無垢材はやっぱりいいですね。
今は材料の高騰でなかなか採用とならない、150幅!が羨ましい。

工事の一つ、食器棚の扉交換では、ポリカーボネートの扉に、木製のオリジナル取手をつけました。
以前と同じデザインではあるのですが、今回はブナ材に変更です。こちらも経年で少し赤目に変化してゆくと思います。

取り替えや修理が入っても、当時と同じ対応ができるのが造作の良いところ。
大切に使ってくださっている素敵な暮らしぶりを感じることができて、またがんばろーと思ったのでした

あいばこ なかむら

挿木でふやしているというエバーフレッシュ。明るくあたたかい室内でイキイキしてました
挿木でふやしているというエバーフレッシュ。明るくあたたかい室内でイキイキしてました