はたと納得

2022.02.28

お弁当はどう包む?

お弁当をどう包むか?という質問の意味がわからないほど、至極当然にむかしからこんな風に作ったお弁当を包んでいたし、昔を思い返しても受け取っていた気がします。包みの布地は選んでもそこから先は意識の外にあるくらいに。

 

我が家には中学生の娘がいるのですが、学校に上がって毎日お弁当を持っていくようになった頃、この包み方は違う気がする、と言われて驚いたことがあります。娘が言うには包みの表裏が逆だと。食べる時がお弁当と向き合うスタート時なので、開けたときに布地が表になっていて欲しいのだそうです。作る私は、無意識に渡すときにある一定の完成としてたのだと思いました。なるほど。目から鱗。

こう渡されると
こう渡されると
こうなるわけです
こうなるわけです

なので今では娘の分を作るときは中表にして渡すというのが定着しています。今度中学に上がる息子に質問してみたら(60%くらいどっちでも良さそうな顔をしながら)お姉ちゃん派だな、と言われました。

なるほどね。
常識が覆った出来事でした。

でも、これって他の日常生活でも目を向けると面白そうですよね。
そしてリフォームという括りでも。
今住んでいるから当たり前だと思っている間取りや物や考え方も、一考してみると違った見かたができるのかもしれない。培ってできた使いやすさはそのまま継続したいですが、慣れによって固定化したものは見直せる。家も家族も成長してゆくのだから見直すのは自然なこと。何か変えたいと思ったら、何が心地よいのかな、そんな所に立ち返ってみると案外良い答えが出てくるのかもしれません。

あいばこ なかむら