マンション改修約2000万円(東京都A様邸/改修面積88.75㎡)
「小さい頃から部屋を模様替えしたりするのが好きでした。大人になったら加速度的に家具が増えていって(笑)、住んでいた賃貸が手狭になってしまいました」とおひとり暮らしのA様。東京R不動産で見つけた郊外のマンション最上階角部屋を購入し、リノベーションすることにしました。
「もともとイメージしていたのは、横に窓が連なるワイドスパンのマンション。このマンションを最初に見た際、間仕切り壁を除けば、自分のイメージする空間が叶うのではと思い決断しました」と、さらっとおっしゃるA様ですが、元の空間はかなり細かく部屋が間仕切られたいわゆる普通のマンション。そこから今の姿を想像できたというのがすごいです。初回打ち合わせまでにプロも顔負けの手書きスケッチ図面を用意されていたA様。細かな金物選定などのご要望も具体的にお持ちでした。
リノベーションに際しては、「A様のイメージが明確だったので、最短というくらい早く進みました」と設計の太田礼美さん。間取りもA様の手書き図面からほとんど変わらずスタート。「今までインプットしてきた引き出しを一気にあけた感じです。太田さんの設計は自分のイメージをしっかり共有していただけたので安心して進められました」とA様。
A様邸で多く採用されている「モールテックス」という左官材。下地を選ばず、薄塗りでもヒビが入りにくい新素材です。見た目より柔らかく、なめらかな感触で、A様曰く水回りのお手入れも楽とのこと。「木工事を完全に終えてから2〜3mmの厚みで3回ほど手作業で塗り、研磨して塗装。施工の段取りは大変でした」と太田さん。コテあとに手仕事を感じる仕上がりで、これを機にあいばのリノベーションでも登場の回数が増えそうです。
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