原毛フェルトマット作り

2023.10.21

こんにちは。
金木犀の香りや木々の紅葉がはじまり世の中はすっかり秋。好きなもの美味しいものが溢れてそわそわしますね。
すてきな暮らしが指先ひとつで簡単に手に入る世の中になったなと感じる昨今。そこに『自分らしい』暮らし心地を加えるには、多分あとひとつ意識したエネルギーが必要なんだろうなと思っています。
私の場合でいうと、安易に入手せずじっくり出逢いを待ってみたり、迎え入れる余白を持って暮らすことで突然の出逢いに決断できたり。その出逢いと物語がまた愛おしさとなりコツコツ手入れし育てる日常からゆっくりと自分らしい居心地空間は出来上がっていくのだとも思っています。
相羽建設の自然素材の家もまさにそんなことを実践していただく箱。
毎月ainohaで特集される数々のお宅からもそんな『らしい居心地』を感じ嬉しく思っています。

フェルトマットを作ってみました

そんな想いから、自分の道具を自分で作る冬支度体験としての文化祭スペシャル企画をご用意しました

原毛フェルトのランチョンマット作り

本当に90分でできるかな?早速事前にスタッフで制作してみました(レポ!)

・予約いただいた色を一つ一つプロの手で混紡したフワフワの原毛を受け取ってワクワク

・石鹸水のお湯をかけて馴染ませていきます。

・今度は手で摩擦をかけてフェルト化!男性だと力があってフェルト化が早く進むんですよ~

・中の型紙(豆かひょうたん)を切り抜いて取り出し縫製してさらにフェルト化するとカット面がわからないくらいになりますね~

石鹸水を洗い流して脱水してアイロンしたら完成です!

本来4時間ほどかかるフェルト作業なのですが、事前に住まい手さんでもある講師の常岡さんが下準備くださることで90分で完成するWSが実現(感謝)。今回文化祭のテーマである冬支度にあわせた特別調合の5色もどれにしようか悩むラインナップです。

常岡さんの事前準備・2色を『混ざりすぎずに』混ぜるプロの技
常岡さんの事前準備・2色を『混ざりすぎずに』混ぜるプロの技

この2ヶ月我が家でもこの原毛フェルトマットをつかってみました

まず形が可愛いので出しっぱなし。朝食・夕食はもちろん、テータイムにも。オーバル鍋の鍋敷きにもなりそのまま食卓へ。冬らしい設えのアイテムとしても使えそうです。それだけ毎日使っていたら汚れそう・・と思いますが、羊毛は油分を含んでいるので、水分はこぼれた瞬間は吸い込まないのですぐに拭けばシミません。ソースっぽいものが付いた時にも水道のお湯でササッと洗い流してパンパンとたたいて干せば元通り。
私もしょっちゅう珈琲をこぼしては洗ってパンパンしている一人です。樹種によっては輪染みができやすいテーブルもあると思うのですが(特に冷えた缶は大敵)このマットがあれば枝豆ビールでも安心ですね。

ブルーは涼しげな印象
ブルーは涼しげな印象
ベージュは食材の色味が映えます
ベージュは食材の色味が映えます
オレンジは朝から元気がます!
オレンジは朝から元気がます!
朝から食卓をオシャレに彩ります!色選び、迷いますね!
朝から食卓をオシャレに彩ります!色選び、迷いますね!

道具・・といえば

以前自宅の椅子座面にピッタリあったフェルトマットが欲しくて清瀬a-sokoで開催した常岡さんのフェルトWSに参加しました。自分が使う道具を自分で作り使う喜びを誰よりも感じて過ごしてきた一人です。間違いなく今回の原毛フェルトマットも私の生活の逸品となって暮らしに色どりを添えてくれることでしょう。

針を使うニードルフェルトではない、しっかりと肉厚な道具感を感じる圧縮フェルトの世界。老若男女どなたさまもサポートしますので安心してご参加ください。残席ございますので興味ある方はぜひコチラまで。

詳細・ご予約はこちらをタップ

*fuse*
プロフィール 布施 朝子