33回めの。

2020.02.01

1月の最後の日曜日。
「法事だけど来られる?」と実家の母に聞かれ、ちょうど仕事が入っていなかったので地元山梨へ帰省することができました。私が生まれた次の日に亡くなった、父方の祖父。祖母の家に行く時に線香をあげて手を合わせるくらいで、実際に会うことができなかったじいちゃんは近いようで、ちょっと遠くて。

33回忌、という節目。なんとなく、おいで、と言われたような。
祖父の田舎のお寺さんでお経を読んで、お墓参りに行って。

昔から折に触れて祖母や父から、祖父の人となりや亡くなる前後のエピソードは聞いていました。ですがこの歳になって、また少し、感じ方が変わってきたように思います。
亡くなったのが60歳という若さであったこと。その時父は28歳で今の私よりも若かったこと。
祖父と祖母は一緒に行くつもりだった九州旅行に行けないままだったこと。

仕事、地域、家族。祖父の大切にしてきたもの。
祖父が今生きていたら、どんな言葉をくれただろうと想像してみるのです。

雪予報だった山梨は快晴。
祖父のお墓からは山々と田畑の穏やかな景色が見られました。

じいちゃん、みんなを集めてくれてありがとう。
いい生きかたができるように、努力するね。

Gomi^-^