足がとまる、あいばこ前

2021.06.27

つむじ市の時、可愛い姉妹が、お庭の石に腰かけて美しい装丁の本を眺めていました。ぱらぱらと見せてもらうと、妖精についていろんな「秘密」がかかれていて、ワクワクしてきました。なにより、緑が美しい庭でこんな本を可愛い姉妹が見ている光景がすごい絵になるまぶしさ。「ここでこの本なんて見ていたら、その木の下の辺りから妖精さんが顔をだすかもよ」と言ってみると、姉妹が同時に「ちがうよ!!」と、後ろの方へページを2人でめくり「ほら」と指さす箇所には、妖精が出てくる時間も決まっているのだという説明が。その動きでこの姉妹が相当この本を読み込んでいるだろうということが伝わり、なんて可愛い姉妹なんだ!!と、とてもほっこりした私です。思えば私も妖精とか、小人とか、UFOとか、そういったものに想いを馳せる子どもだったように思います。いや、今でも色々信じています。宇宙人とか、笑

鳥かごにしかけを…

コロナ禍になり、あいばこの入り口は自動ドアのスイッチを切ってすき間を開けておくようになりました。府中街道の車は少しうるさいものの、私に楽しみがひとつできています。それは近所の保育所のちいさな子たちが朝お散歩で通ること。可愛い声の気配が近づくと可能な限りちょっと顔を出して眺めるのです。子どもが好きなわたしですが、ことさら0.1.2.3歳児が大好きなので、複数いちどに乗れるあのベビーカーに乗ってる子どもや、手を引かれてがんばって歩く様子を見るのが日々の癒しになっています。

あいばこの前に出している鳥かご。以前はハートカズラが入っていましたが、枯れてしまって以降は空っぽのままずっと置いていました。ある日の夕方、「とりさん、いないね」というちょっと残念がる声が聞こえたときに「そっか!鳥のおもちゃでも入れよう!」と思ったのですが、すぐ見当たらず、あいばこに飾っているこびとさんを入れてみました。

なんともぴったり!!
なんともぴったり!!

その日から、「あ!こびとさんだ!」という反応が聞こえるのがこれまた日々の楽しみに。他のスタッフも私が奥で電話とかをしていて見損ねると「雅子さん、今、ちびっこが反応してたよ~」とか教えてくれては、「むふふ」と思ったり、「見たかった!」と悔しかったり。

 

 

時には葉っぱの枕とお布団で寝かせたり…
時には葉っぱの枕とお布団で寝かせたり…
花を持たせてみたり(子どもの目の高さを意識!)
花を持たせてみたり(子どもの目の高さを意識!)

毎日わくわく覗く子どもたちをがっかりさせないように、寝かせたり、花を持たせたり、隠したり!と、考えるのもまた楽しい。

今日はドアを開けてみました
今日はドアを開けてみました

今日は日曜日なので残念ながらちびっ子のお散歩はないのですが、朝、鳥かごのドアを開けてスタンバイしてみました。するとお昼くらいに自転車がキキーっととまり、スタンドをたてる音が。こっそり見てみると、白髪交じりの男性がスマホで「接写」しているではないですか!!笑  子どもだけではなく、大人男性も足を止めてくれるとは…と心でにやけて、自転車で立ち去る男性を見送った直後ハッと気づく。「今の人、このこびとさんに似てる…」きっとあのお方、「俺に似てね??」と思ったのに違いありません!笑 インスタとかに「#俺発見」「#こびとになった俺」とか載せてるんじゃないかしら?「#あいばこ」って入れてくれないかな~
あいばこInstagramもよろしく!)

会話の生まれるデッキ

あいばこ前の花壇をつくるとき、「会話の生まれるデッキ」というコンセプトがありました。ちょっとワイルドさもある花壇に育っておりますが、水やりをしていたりすると、通る方に「このハーブいただいても良いかしら?」とよく聞かれます。その時はハサミでザクザクと切ってお渡しています。ユーカリや、オリーブの枝もつけて差し上げると、ちょっとしたかわいいブーケになってとても喜んでいただけけます。まさに足を止めて、会話が生まれるデッキに成長しているなと、とても嬉しくなる私です。

きっとこのあいばこの花壇にも妖精が隠れていて、私の気づかないときにこびとさんと交流しているのかもしれませんよ。現れる時間は何時だったかな?あの姉妹に確認してみなきゃ。

…え?オマタさんアタマ大丈夫?って思いますか?フフフ、大丈夫ですよ~~~いまだにちょっと夢見がちなだけ、笑

*omata*