戸建改修1700万円(東村山市K様邸/改修面積106.74㎡)施主設計
築約40年のコンクリートの物件を購入し、建築士のご主人が設計した見どころ満載のK様邸のご紹介です。
「建築を素に戻す」ということをテーマにまずはメインとなる2階部分はスケルトンの状態へ。元々の建築の良さを活かしつつ、その魅力をより高めるため不要なものを削ぎ落し、躯体のコンクリートの質感に合わせて木毛セメント板やオーク、真鍮といった素材をセレクト。できるだけ線を少なくして空間に溶かすようデザインされたそうです。
築40年の鉄筋コンクリート造なので、購入時に耐久性に問題がないか躯体の調査を。結果は100年もつという事!
もともとの古き良さをいかしつつ、さまざまな工夫が散りばめられています。
外構、1階のアトリエ部分、キッチンのカウンターや棚、洗面所(その他多数箇所!)はご主人さま自らDIYで住みながら作られています。IKEAの材料をカスタマイズして作ることを楽しまれたり、どこもプロ級の腕前で驚きの連続でした。まだまだ手を加えたい箇所は多々とのことです。
1階のアトリエは相羽建設が下地を施工。こちらもご主人が内装をDIYで施工中です。今後は天井を張ったり本棚を追加する予定だそうです。縫製のお仕事をされている奥様の業務用のミシンや大きな裁断台。壁の有孔ボードにたくさんの糸を見せる収納をされていたり、羨ましいアトリエは図らずもコロナ禍で大活躍だそう。
家のこだわりを挙げるときりがないのですが、なんといっても特徴的なのが楢の木のアールの窓枠。益子大工渾身の部分です。ちょうどこの記事を作成中あいばこを訪れた益子さんに、掲載された「ainoha」をお渡しして当時のお話に。「いや~これは大変だったんだよ、どうしたらよいか、夜なべして必死で考えたんだから!笑」と懐かしそうに目を細められました。手すりも丁寧に6角形に。「8角形じゃなくて6角形ってのがまた大変なのよ!」とのこと。
建物を囲っていた門や塀を撤去してオープンな雰囲気になった外観。コンクリート工事舗装の一部も削って外観に映える緑を植えるスペースにしました。
敷石や門柱を設置するなど、外構もご主人がDIY中。手を加えていく楽しみがたくさん残っています。
こちらには載せきらないほどほかにも見どころが満載のK様邸は3月28日(日)実際に見ていただける見楽会を開催いたします。
ご主人の設計愛をお話しいただいたり、現場監督と当時を振り返った座談会をオンラインで。
さらに「実際に見て欲しい」というありがたいご厚意により現地ルームツアーも開催します!!
ぜひともご参加ください。詳しくはコチラ!!!
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