明るく軽やかな終の棲家

明るく軽やかな終の棲家

団地改修 1200万円(東京都東久留米滝山団地I様邸/改修面積78.92 ㎡)

都心にお住まいだったI様、相続をきっかけに郊外の団地を「終の住処」としてリノベーションする決断をされました。

一番のご要望は将来に向けて、バリアフリーかつ動線や収納を楽にすること。2ヶ所あった和室をなくし、一つはリビングと一室にすることで、中心に大きな居場所をつくりだし、収納も各和室の押入収納から、玄関近くのWICに集約する形にしました。
また浴室を除く全ての扉を引き戸とし、省スペースとスムーズな移動を実現させました。

ご夫妻の空間のイメージは艶がある白を基調とした「白の世界」。
ご希望を受け、壁面は白の珪藻土塗り、床は明るいパイン、扉も既製の白枠×透明パネルのものや、白の鏡面パネルのものを採用。いつもの相羽建設のリノベーションとは一味違う、また「終の住処」のイメージを覆す、明るく軽やか=「light(ライト)」な仕上がりとなりました。

Before 2か所の和室とリビングに区切られた空間でした
Before 2か所の和室とリビングに区切られた空間でした
左/キッチン 右/和室 解体の様子
左/キッチン 右/和室 解体の様子
すべて壊してスケルトンの状態へ
すべて壊してスケルトンの状態へ
after  明るく軽やかな約13.8畳となったリビング 
after 明るく軽やかな約13.8畳となったリビング 
掃除がしやすく収納力のあるシステムキッチンを採用
掃除がしやすく収納力のあるシステムキッチンを採用
扉も既製の白枠×透明パネルのものや、白の鏡面パネルのものを採用。天井と床がつながって広く見える
扉も既製の白枠×透明パネルのものや、白の鏡面パネルのものを採用。天井と床がつながって広く見える
既製品の扉は軽いタッチ 大工が壁とのおさまりを丁寧に仕上げました
既製品の扉は軽いタッチ 大工が壁とのおさまりを丁寧に仕上げました
建具というよりはパーティション感覚で圧迫感がありません
建具というよりはパーティション感覚で圧迫感がありません
洗濯機置き場のない団地…玄関正面に洗濯機も隠せる収納を
洗濯機置き場のない団地…玄関正面に洗濯機も隠せる収納を

玄関周りにはたっぷり入る靴箱、W.I.Cや洗濯機収納を配置。雑多なものはリビングから離し、ここに大らかに収納することで、歳を重ねて収納が億劫になってしまったとしても、周囲にものが溢れず、スマートに暮らせるように。

玄関脇のたっぷり容量のW.I.C ロールスクリーンでゆるやかに仕切る
玄関脇のたっぷり容量のW.I.C ロールスクリーンでゆるやかに仕切る
折り畳みのベンチは靴を履いたり荷物置きにも
折り畳みのベンチは靴を履いたり荷物置きにも
ドアの脇には上着や傘がかけられます Pタイルからモルタル仕上げに
ドアの脇には上着や傘がかけられます Pタイルからモルタル仕上げに
もともとあったタイルを生かして欠けた部分をタイル職人が張り直してきれいにおさめました。左のメディスンボックスをあけると扉の裏側に鏡。普段は扉を閉めれば窓から明るい光が取りこめます。
もともとあったタイルを生かして欠けた部分をタイル職人が張り直してきれいにおさめました。左のメディスンボックスをあけると扉の裏側に鏡。普段は扉を閉めれば窓から明るい光が取りこめます。
明るく清潔感あふれる浴室へ交換
明るく清潔感あふれる浴室へ交換
BEFORE 設備も古く寒々とした浴室でした
BEFORE 設備も古く寒々とした浴室でした
南に面した明るい書斎
南に面した明るい書斎