団地のスケルトン工事をご紹介

2021.01.15

「リノベーション」という言葉と一緒に良く聞く「スケルトン工事」という言葉。
現状の内装や間仕切り壁、設備なんかもそっくり取り払い躯体(壁や梁など)だけにする工事です。こうすると間取りが全く自由になる為、水まわりと呼ばれるキッチンやお風呂のサイズや位置を変更する事もできて、採用する場面も多く見られます。

古い集合住宅の場合は設備が古くなっていて総とっかえが必要だったり、マンション側から管を新しくしてください、と指示されることもあります。

以前施工例でご紹介したこちらの団地のリノベーションでも、スケルトンにした状態からフルリノベーションを行いました。
主な目的は床のバリアフリー化、そしてお風呂とキッチンを給湯器でつなぎスッキリ安全に住まうこと。費用も大きくなりますがそれに見合う使いやすさや気持ちのよい空間が手に入ります。

RCの躯体以外の壁を取り除いたところ。床は躯体が無かったので木の下地を残して補修しました
RCの躯体以外の壁を取り除いたところ。床は躯体が無かったので木の下地を残して補修しました
今まであった壁を取り除くと解体前には見えなかった段差などが良くわかります
今まであった壁を取り除くと解体前には見えなかった段差などが良くわかります

メインの設備工事のための解体工事。
今までついていたのは、いわゆるカチカチ風呂と呼ばれるバランス釜式。こちらで給湯が出来るのはお風呂だけです。キッチンにはキッチン用に小型給湯器を使っていました。安全面と機能向上の為、バランス釜の排気用の空間に新しく給湯器を採用してお風呂はユニットバスに、キッチンまでお湯がまわるように配管しました。

解体前の浴室の様子。バランス釜が大きいので浴槽が小さく、タイル敷きの為足元も寒い
解体前の浴室の様子。バランス釜が大きいので浴槽が小さく、タイル敷きの為足元も寒い
解体後の浴室の様子。この奥の穴に新しい給湯器を設置
解体後の浴室の様子。この奥の穴に新しい給湯器を設置
解体前のキッチンの様子。正面に小型給湯器が付いています。
解体前のキッチンの様子。正面に小型給湯器が付いています。
改修後のお風呂の様子。浴槽が広くなり断熱もされました。スイッチ一つでお湯になるのはやっぱり楽です。
改修後のお風呂の様子。浴槽が広くなり断熱もされました。スイッチ一つでお湯になるのはやっぱり楽です。
改修後のキッチンの様子。こちらもすっきりとしました。安全面もアップです。
改修後のキッチンの様子。こちらもすっきりとしました。安全面もアップです。

今回は給湯設備に注目しましたが、ひとことリノベーションと言っても、どう暮らしてゆきたいかで答えの出し方は様々です。

団地など古い集合住宅では天井の裏に空間が無く、いわゆる直天井(じかてんじょう)と呼ばれるようなつくりも多くみられます。床を上げると、電気の配線等の自由度も、ぐっと上がるので新しい場所にコンセントを持っていきたいなどの要望がある場合にも有効です。
照明にこだわりたい場合は天井を新たに作るという方法もあります。

これから新しい住まいをと考えている方は、どんな暮らしをしたいかな、そんな想いを少し具体的に持ちながら物件を巡ってみると、より良い選択ができるのではないかなと思います。

相羽建設では物件を探すお手伝いもしております。面白そう、豊かな暮らしになりそう、そう思える物件を集めておりますのでどうぞご覧になってみてください。
詳しくは→「あいばの不動産

また、2021年1月は「郊外ぐらしのすゝめ」連続イベントも開催中!
【EVENT3】1/17(日)郊外不動産を見にいこう!
【EVENT4】1/23(土)3家族の“家づくりストーリー”オンライン座談会&ルームツアー
も予定されています。団地の見楽やリノベした方のインタビューも予定されていますので是非ご参加ください
詳しくは→「郊外ぐらしのすゝめ」連続イベント

あいばこ なかむら